Masaki Koike's blog

編集などを生業としています。モヤモヤの吐き出し、触れたものやつくったものの所感の備忘録など。

心が震える瞬間

今週は久しぶりに、月月火水木金金な感じで働いていた。さすがに疲れたし、なかなか難航しているものもあるけれど、心震える瞬間があったり、価値あると心から信じられるプロジェクトがたくさんあったりして、楽しい。

 

特に、金曜日は出張、というレベルではないけれど、やや郊外の1時間半ほどかかる場所まで取材に。2時間の予定が、雑談含めて3時間ほどに延びたけれど、ほんとうに良い取材だった。半年ほどやっているインタビュー連載の取材で、まずはるばる遠方に来て本当に良かったと感じられる、身体的な価値転倒、陳腐な言葉でいえば感動があった。これをどう文章にするのか、プレッシャーはあるけれど、嬉しい悩みだ。それから、既存の情報からは見えてこなかった、インタビュイーの方の根幹的な思想、人間性のようなものがなんとなく感じられて、これも痺れた。もちろん、全てを理解したなんてことはありえないしおこがましいけれど、実際に会って話を聞いたからこそわかったことがある。これも、どうやって文章で伝えようかと、楽しく苦しんでいる。こうして心震える瞬間があるのは、職業冥利に尽きる。あとはこの心の動きを、しっかりと伝える文章を書かねば。また記事が出たらシェアします。

 

それから、今週は月曜日に、新木場コーストでカネコアヤノとKID FRESINOのツーマンライブ。まぁ正直、カネコアヤノのライブは東京近郊のものはすべて行っているのでw、特に平常運転という感じだったのだけれど、これもものすごく心を打たれた。細かく書いていると3万字くらい行っちゃいそうなので、あえて端的に言うと、こんなに血気盛んで、こんなにあたたかい空間がこの世にありえるのかと思った。この二人は、完全に同世代でもあるので、自分もこんな感覚を生み出せるよう頑張ろうと、本気で思った。残暑込みの新木場の秋の風も心地よく、なくなってしまうのが寂しい。

kanekoayano.net

 

あとは、某雑誌の企画が大詰めで楽しいけれど大変なのと、ずっと作っていた書籍がついに校了しそうなのと、色々とバタついているけれど、総じてとても楽しい。この土日は本当に引きこもって仕事をしていて、飲みにもいけなかったけれど、満足。来週も頑張ろう。ニュースレターはいまコンセプトを検討しているところで、10月中にはなんとか開設したい。