Masaki Koike's blog

編集などを生業としています。モヤモヤの吐き出し、触れたものやつくったものの所感の備忘録など。

220207-220306

気づけばピッタリ1ヶ月ほど、ブログを書かずにいたみたいだ。

この1ヶ月は、編集として関わっていた『モノノメ #2』の仕上げ作業を中心に、ものすごくバタついていた。厳密にはまだ完全校了とはいえないのだけれど、一応先週の金曜でほぼ編集作業は終了。

1月までは、紙媒体とはいえ、ウェブと同じように取材や寄稿を依頼し、テキストや写真といった素材を揃えていく作業が中心だったので、ボリューミーではあったがわりといつもと同じ感じでさばけていたのだが、ここ1ヶ月ほど、揃えた素材をデザインに落としていく過程は初めてのことばかりで、とにかく必死だった。校了週だった先週は、ほぼ毎日編集部に出社、遅くまで編集・校正作業やトラブル対処をしていて、文化祭前夜感があった。

結果、とてもいい雑誌に仕上ったと思う。ほんとうにいい経験をさせてもらったし、編集者としてこの雑誌の制作に携われたことを誇りに思う。また発売されたら、関わった企画の紹介とかはしていきたい。編集者としてはもちろん、書き手としても大きなチャレンジになった企画もあったので、たくさん読んでもらえたら嬉しい。

slowinternet.jp

 

それから、上記の最終詰め作業の傍ら、紙媒体系のライティング、ウェブ媒体の重めの記事の編集なども走っていたので、なかなか負荷がかかる1ヶ月で、個人的なプロジェクトの構想や制作作業はほとんど進められなかった。ただ、主に『モノノメ #2』の編集作業を通じて、なぜか制作欲がより一層刺激されていて、早速今週からバリバリと構想を進めていきたい。

 

読書や映画、ドラマ鑑賞も、忙しい毎日の中で自分を保つため、ちょこちょこ進めてはいたのだけれど、この1ヶ月間だと何が印象に残ったかな。

本だとこのあたり。

土井善晴『一汁一菜でよいという提案』

久保明教『「家庭料理」という戦場──暮らしはデザインできるか?』

・谷頭和希『ドンキにはなぜペンギンがいるのか』

・糸井のぞ、鎌塚亮『僕はメイクしてみることにした』

杉田俊介ドラえもん論──ラジカルな「弱さ」の思想』

どれも自分のこれからの仕事に対しても示唆を与えてくれる良書だった。

 

映像関連だと、『おいハンサム』が終わってしまって寂しい。でも、元となった漫画『おいピータン』を少しずつ大切に読み進めていて、なんとかロスを紛らわす。それから『カムカムエヴリバディ』が本当に面白くて、毎朝たのしい。映画は今月たくさん観たいけど、いい機会だからとスパイダーマンシリーズの予習をしたり、昨日は『コーダ あいのうた』を観たりした。『コーダ あいのうた』は、まぁ普通によかったし現代っぽいし楽しい視聴体験だったけど、それ以上の衝撃は特になかったかな。

 

というわけで、今週は繁忙期にできなかったことにガンガン手を出していきたい。