Masaki Koike's blog

編集などを生業としています。モヤモヤの吐き出し、触れたものやつくったものの所感の備忘録など。

日曜の夜ぐらいは

仕事が立て込んでいるとき、平日の真っ昼間に散財するのがけっこう好きだ。たいていの店は空いているし、大半の人々が社会活動を営んでいる中、逆行して消費活動に邁進するのは気持ちがいい。今日はそんな午前中を久しぶりにやってしまった。でも、その反動でいい仕事ができて、いい自炊もできた気がする。

 

さて、前クールにほとんどドラマをリアタイしなかったのを反省し、今季はいくつか見ている。とりわけ、『日曜の夜ぐらいは』が今の所とてもよい。

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脚本の岡田惠和さんは、本当に素晴らしい作品をいくつも世に送り出してきた方で、とりわけ『最後から二番目の恋』と『ひよっこ』は個人的にも人生のマスターピースの一つだ。しかし、多作ゆえに「?」がつく作品も少なくなく、最近はとりわけその傾向が強い印象だったが、久しぶりのヒットが来た感覚。

 

まだあまり言語化しきれていないのだが、幸福を諦めたしんどい人たちが、ポジティブさをおそれつつもなんとか生きのびようとする。一つひとつが、ハートウォーミングではまったくないのだけれどあたたかい。これからが非常に楽しみ。