Masaki Koike's blog

編集などを生業としています。モヤモヤの吐き出し、触れたものやつくったものの所感の備忘録など。

地元白楽に微力ながら貢献……できた?

コロナ6日目。気づけば療養期間もあと一日。体調はほぼ復調した……と思いきや、この期に及んで少し嗅覚異常かも。久しぶりにコーヒーを飲んだら、香りがあまりしない。試しにいくつかスコッチを嗅いでみても、判別はできるものの、少し遠い感覚。軽度ではあるが、今さら来たのかも。

 

 

さて、たまには最近の仕事の編集後記でも。

 

「日常的に本屋に行かない、97%の人のために」。“ふまじめ”な本屋〈はるや〉 | ブルータス| BRUTUS.jp

 

はじめてBRUTASでの仕事をした。ウェブだけど。ただの書店紹介記事に見えるかもだけど、いろんな意味で感慨深い仕事。

 

まず何より、かれこれ4年間住んでいる白楽に初めて仕事で微力ながら貢献できた。はるやという空間や営むお二人がとても好きなのはもちろん、たまたま住むことになり、もともと縁もゆかりもなかったこの白楽という街、なんだかんだ気に入っている。

 

学生街のイメージが強く、たしかに安い居酒屋や定食屋、ラーメン屋は充実しているのだけれど、それだけじゃない。肩肘張らず、でも高クオリティの居酒屋や喫茶店モルトバーなども一通り揃っているし、はるやの他にも古書店レコード店も。広すぎない、程よいサイズ感の中に、程よくタレントが揃っている。

地方都市性の強さに時たま息苦しくはなるけれど、とはいえ東横線ですぐ都内に出られる風通しの良さ。もちろん横浜やみなとみらい、野毛も近い。

いつまで住むのかはわからないけれど、かれこれ実家のある街の次に長く住んでいる街であるこの街に、何か恩返しができたのは嬉しいし、これからも機会を見て何かしていきたいなと素直に思う。

 

それから今回の小特集は、担当編集も別記事のライターも学生時代の友人。二人とも、わりと今でも会うほうの旧友ではあるけれど、こうして大人になって一緒にものづくりができるのは嬉しい限り。

 

もちろん、そういうの差し置いても、悪くない出来の記事になったんじゃないかと思う。文化系へのカウンター精神あふれる二人の、心地よいゆるさが、少しでも伝わっていたらいいなと思う。