Masaki Koike's blog

編集などを生業としています。モヤモヤの吐き出し、触れたものやつくったものの所感の備忘録など。

『自炊者になるための26週』実践編:2 においを食べる

さて、自炊者になるための生活も第2週が完了。先週のパンに引き続き、今週は白米。といっても、白米の炊き方に関してはわりと一般的な解説が少しあるだけで、どちらかといえば人間が「においを食べる」という営みのメカニズムの解説がメインの章。料理を味わうときのキモである、実は犬並みにすごいと言われる人間の嗅覚。その詳しい解説はぜひ本書を読んでほしい。

 

何はともあれ、本書でも述べられていた、白米を炊いて蓋を開けたときのクライマックス感、多幸感については、異論の挟みようがないだろう。

 

今回は、前回に比べたらだいぶ楽だった。というのも自分は生まれてこの方、筋金入りの白米党で、よほどのことがない限り朝食には白米を食べてきたからだ。

 

ただ、白米という観点で、ここ半年ほどでそういえば変化もあった。

 

端的に言えば、炊飯器を使わなくなったのだ。きっかけは、ずっと使っていた炊飯器が壊れたこと。せっかくだから良い炊飯器が買いたいなと思っていたが、バタバタしていてリサーチがなかなか進まず、緊急対応的に鍋で米を炊いていたら、気づけばそれに慣れてしまった。土鍋はないのでおこげはつかないのだが、コツをつかめば炊飯器より早く炊ける。もちろん放置というわけにはいかず、ちょこちょこ面倒を見なければならないが。あとけっこう油断すると失敗して、半分おかゆみたいなご飯が生成されてしまうこともあるが、そのボラティリティーもまた一興。

 

とはいえ最近、別のニーズから炊飯もできる圧力鍋を買ってそれで炊飯するようになった。自動で炊けるのは素晴らしい。いちど炊飯器なしの生活を送ったからこそわかるありがたみ。

 

それでも、もういわゆる炊飯器は一生買わなくていいかもという気持ちになっている。それよりは土鍋のほうがほしい。

 

 

それから白米といえば、大事なのが飯の友だろう。うちの常備軍は、納豆、たまご、ゆかり、ごま塩、ジャバンのりといったところ。たまになめ茸やご飯ですよを買うこともある(両方大好き)。いまは年始恒例、ふるさと納税のいくらがある時期なので、端的に言えば無敵。なぜなら、いくらは僕がこの世で最も好きな食べ物のひとつだからだ。

 

というわけで、今週は余裕でクリア。次週はみそ汁だが、これも余裕だ。なぜなら自分の自炊の50%はみそ汁だからだ。早く魚を捌くみたいな難易度高めの週が来てほしい、という気分にすらなっている。