Masaki Koike's blog

編集などを生業としています。モヤモヤの吐き出し、触れたものやつくったものの所感の備忘録など。

インフル明け

先週の日曜夜から、インフルでふせっていた。下手したら10年ぶり近いかもしれない久しぶりのインフル、予想以上にキツかった。40度前後の高熱はもちろん、タミフルを飲んで熱が下がっても、今度はタミフルの副作用か吐き気や頭痛でまたキツイ。結局、超繁忙期にもかかわらず、月〜水あたりはほとんど仕事ができず。なんとか木曜あたりから持ち直して仕事を再開し、今日から謹慎も解けて社会復帰。久しぶりの外界の空気はおいしかった。1週間ぶりの外出とはいえ、仕事はたまっているので、ひとまず昼過ぎに近所のもはや半分書斎と貸しているブックカフェはるやへ。店主夫妻といつも通りとりとめのない話をしながら、にゅうめんをいただいた後、コーヒーを飲んで黙々と仕事。夕方頃には少し落ち着き、ボールパスの関係で少し待ち時間になったため、ジャックベティに行って、駆け込みでアステロイドシティを観る。アンダーソンの作品は相変わらず難解だが、今作はわりとジャーナリスティックでなんとなく意図は伝わってきた気がした。ジャックベティ付近の伊勢佐木町のケの空気、行くたびにしみじみする。終わるともう19時。メールやメッセージをチェックしても対応案件は入っていなかったので、飲んで帰ろうか一瞬迷ったが、病み上がりで迷ったので、横浜駅地下の東急ストアで買い物をして帰宅。合間合間で、時間の哲学についての新書に一冊目を通す。最近、嗜好品のメディアに関わっているのと、ベルクソンに関する企画を進めていることもあり、人生で一番しっかりと時間の哲学に向き合っているが、やはりこの領域は沼。でも、思弁的な問題に見えて、結局は多分に実存的な問題な気がして、だからこそ多くの人が惹かれるのだろう。帰宅後は、1週間ぶりに缶ビールを空けながら、いつものリュウジレシピのキムチチゲをつくり、昨夜の『何食べ』と『すべて忘れてしまうから』を観る。こういう時間の幸福度がなんだかんだ上位。そして、ダメ元でアシスタント的な方にお願いしたリサーチ仕事の精度が高すぎて感動。こっちが刺激をもらっている。さて、明日も頑張ろう。