Masaki Koike's blog

編集などを生業としています。モヤモヤの吐き出し、触れたものやつくったものの所感の備忘録など。

コロナになった

タイトルの通り。いま、療養3日目。来週の水曜いっぱいまで、まだ5日間自宅待機の必要あり。ただ、キツさの峠は越えてきたので、文章でも書こうかなと。熱は平熱、喉の痛みも引いて、咳や鼻水、倦怠感が少し残っているくらい。

 

とにかく、急な発症だった。火曜日は体調も悪くなく、取材やオンライン読書会などをしっかりこなしたうえで、同業者で渋谷で飲み会(結果、この同席者は濃厚接触者にさせてしまった……)。終電近くまでたくさん話して、気持ちいい心地で帰宅。たしか1〜2時頃には就寝。

 

水曜日。朝方、少し寒いなと感じるも、単純に気温や、お酒を飲んだからだろうと思いあまり気にせず。しかし、7〜8時頃にいちど起きると、明確な寒気。熱を測ると微熱が。お酒を飲んで発熱というケースはほぼないため、これは風邪かなと思い、念のため朝イチで近所の発熱外来へ電話。昼過ぎに診察とPCR検査と指示され、午前は寝てすごすことに。みるみる熱が上がっていき、40度近くまで。いま思えば、ここで常備している解熱剤を飲んでもよかったと思うのだけど、なぜかそのまま気合いで病院へ。発熱外来は屋外での特殊診療となるため現金が使えないとのことで、遠回りしてコンビニに寄ってお金をおろしたこともあって、本当にキツかった……で、きついながらもなんとか診察のPCR。なんとなく「たぶんコロナでなく扁桃炎では?」という反応で、少しぬか喜び。文字通り這うように帰宅し、薬を飲んで寝る。しかしそれでもあまり熱は下がらず。しんどさの最中で夜には結果報告「陽性」。ガラガラと音を立てて崩れ落ちる感覚。同居人への申し訳なさ、もろもろのリスケが必要な関係各所への申し訳なさ……そして何より、しんどい。その夜はそのまま苦しみの中で終える。あ、そうだ、あと関節がとにかく痛かった。ずっと寝てるから腰が痛くなったのもある。とにかく苦しくて眠れず、初めて冷えピタの意義を知る。あれは熱を下げるのにはもちろん意味はないだろうが、身体が少し楽になり、眠りに就きやすくなる。

 

翌朝、木曜日。療養1日目。熱は少し引いて微熱くらいに戻る。しかし、今度は喉の激痛。もともと扁桃腺が腫れやすいのでこれはおなじみという感じだが、やはりしんどい。吐き気とかも。この日も一日寝て過ごす。

 

金曜日。療養2日目。喉の痛みもだいぶひく。少しずつ仕事の連絡など返せるかなという状態に。しかしここで、絶望的な事実に気がつく。Macがつかない……サポートに電話していろいろ試してもダメ。もちろん持ち込み修理は状況的に難しいので、引き取り修理に。おそらく1週間ほどは返ってこない。仕事どうしよう……と絶望。しかしなんとか、レンタルサービスを見つけて一安心。コロナに加えて、こんなストレスまで勘弁してほしい……それからこの日は夜にかけて咳がかなりきつかった。肺炎の真価発揮といったところ。

 

今日。療養3日目。冒頭の通り、かなり体調的には復調。しかし、結局PCは明日まで届かないようなので、今日は一日仕事ができず。仕方ないからゆっくりしよう。ただ、後頭部の偏頭痛があり、それが地味にしんどい。でも、本はそろそろ読める気がする(動画などは体調と相談しながらたまに見ていた)。

 

 

 

そんなこんなで、今日を抜いてもまだ4日間、隔離生活が続く。体調的にはわりと回復してきたが、まだ例の味覚異常、嗅覚異常が来ていないので、油断はできない。まだ熱がぶり返す可能性もあるし、仕事は無理せず進めねば。でも、この数日間でかなり溜まっているので、ひとまず捌く目処だけでも立てたいところ。

それから、同居人に感染しないかも気がかり。今のところ隔離がうまくいってはいるが、油断せずに細心の注意を払う必要あり。

……とにかく、初めてかかって思うのは、いろんな意味でコロナはなんだかんだしんどい。ワクチン3回打っていても初期症状はシンプルにきついし、同居人には多大な迷惑をかけるし、公私ともどもいろんな段取りを組み直さなければならなくなる。いち生活者の実感として、二度とかかりたくない。でも、もはや気をつけると気をつけないにかかわらず、刑務所でさえ防ぎようがないのもまた事実。となるといち個人としてできるのは、しっかり体力をつけて、最低限の感染対策をするとかだろうか……。

 

体力もそうだけど、発症前日の飲み会で色々と話したこともあり、ちょっと今後の仕事や生活の組み立て方について見直そうかなという気運もある。それはまたの機会で。でも、免疫力はしっかりつけたいなと、改めて思う。

 

これから年末にかけて、また感染者数が増えていく可能性もある。みなさんどうかご自愛ください。