Masaki Koike's blog

編集などを生業としています。モヤモヤの吐き出し、触れたものやつくったものの所感の備忘録など。

最悪な30代のシャワーラン

数日前、ついに30歳になってしまった。

 

特になにか起こるわけでもなく、淡々と30歳を迎え、その後も淡々と日々が続いている。というより、ここ数日は本当に精神的な調子がよくなく、最悪のスタートダッシュと言えるかもしれない。最初に底を通っておけば、上向くしかなくなるという考え方で、なんとか正気を保っている。

 

そんな中でも、今朝は予想外に気持ちが晴れる出来事があった。

 

朝、ランニングをしていたら、急にそれなりにしっかりと雨が降り始め、図らずも初めての本格的なシャワーランとなった。シャワーランが気持ちいいという話はたまに聞くが、いざやるとなると、靴が濡れたりするのが面倒だし、風邪引いたら嫌だし、というのでいまいち気が進まなかった。しかし、今日は不本意に途中で雨が降ってきたので、やらざるを得なくなった。

 

すると、これが本当に気持ちいい。傘を刺さずに雨にずぶ濡れになるという非日常感。息切れしてきても同時にリフレッシュされる爽快さ。傘を差しながら、あるいは急な雨に雨宿りをする人々を尻目に、「すぐシャワーを浴びられる」という安心感をもとに堂々とずぶ濡れになれる無敵感。端的に最高だった。

 

ここ数日、目覚ましをかけずに9時間くらい寝てみる、みたいなことをしても全然気持ちが上向かなかった。なんとなく旅にでも出ようかと思っていたけれど、アクティブなことをするMPがなかった。なんとなくマッサージを長時間受けてみても、あまり気は晴れなかった。でも、シャワーランだけは少し、気持ちを前向きにさせてくれた。